SSブログ

スティーブ・ジョブズ [デジもの]

今日は、11月1日から公開中のスティーブ・ジョブズの映画を見てきました。
夢を追うことの大切さというか、苦悩を見た気が。

この映画は若かりし頃(大学を半年で中退したころ)からアップルの成長の過程に焦点を当てて書かれたもの。お話の冒頭はほぼ私が生まれたころから始まります(あ、年がばれる・・・)。さすがに、アップルIやIIは知りませんが、IIeからは知っています。当時は今のパソコンのようなカラーでもなく、線の世界。絵の世界である今とは大分違うものでした。

それから今まで商品としてのアップルをリアルタイムで見てきた私としては、ストーリーを理解しながら、すごく幅が広がった感じがしていました。

自分がリアルタイムで手にした製品がこうやってできてきたのかと。
こういう感覚って、素敵ですね。
どんなにお金を積んでも、経験と感覚だけは自分だけのもの。

ただし、天才ジョブズ君にとっては、そんな素敵な思い出ばかりではなかったようです。
結構ストレスとの戦いがずっと続くという感じ。
天才というのは大変なのね、と思いました。

全く妥協がない物づくりをするので、周りが大変だっただろうし、本人もかなりのストレスだったと思います。

このお話は、ある天才の半生の記録でもありますが、とっても典型的なアメリカン・ドリームでもあります。

養子に出た先の家がそれほど裕福ではなく、大学の授業料が負担になるのを知っていたジョブズは、半年で退学。

全く資金がないまま、自分の車を売ったお金と、パートナーのスティーブ・ウォズニアックの売った電卓を元手に実家のガレージでコンピューターづくりを始め、強気の駆け引きと電話攻撃といった、乗るか反るかといったカケで仕事を大きく、会社にしていく。

とてもじゃないですが、ゆっくり着実にという感じではないです。
まあ、会社が大きくなってからも、ジョブズさんはあまり穏やかな感じではないですが。
仲間も遠のいていくし、最後は自分を追い出したマイクを追い出したりするし。
随分きれいにまとめたんだろうけど、実際はもっとすごかったのかもと思われます。

ちなみに、作中にマイクロソフトが出てきますが(OSをパクったと電話で攻撃するシーンがありました)同じIT系でも、ゲイツ氏のところはだいぶ違うんだろうな~と思います。おそらくもっとシステマティック(別にジョブズさんが悪いわけではないです。ただはげしいな~と。)

相棒?スティーブ・ウォズニアックをはじめ、みんなは結構人間としての幸せを知っていた感じですが、どうも、ジョブズ氏は幸せっていうのとはちょっと違う感じを受けました。
映画の後半は家庭的な人になってましたが、最後は幸せだったのかな~?

そういう観点ではさらっとしか描かれていなかったので、そこ突っ込んで聞いてみたいな、なんて思いました。

とはいえ、久しぶりにとても感慨深い映画でした。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。